お墓といえどもピンからキリまで 青山霊園は2000万円?!

全国にある「墓地」は87万3790カ所(2011年3月末時点、厚生労働省「衛生行政報告例」)。
うち個人所有が全体の4分の3強を占めている。

都道府県別で見ると、トップ3は@岡山県(10万6284カ所)、A島根県、B長野県の順で、 人口比では東京都(9684カ所)は、墓の数が少ない。

死亡者数が毎年100万人以上いるのに、墓地の数は10年前でも87万カ所あり、墓の数自体は増えていない。
核家族化や非婚化に伴い、檀家離れも進んだとはいえ、まだまだ地元の寺にある、 先祖墓や家族墓に入る人が多いことがわかる。

が、こうした統計に表れない、“従来と違った”墓が増えていることも事実だ。

まだまだ墓の値段は高い。地域による価格差も大きく、お墓案内センター(日本仏事ネット)によると、 東京23区で平均309万円(主に墓石代と永代使用料。 年間管理料は別途。13年9月時点)。

一方、福岡県は155万円と、ほぼ半額である。これは地価を反映し、墓の面積に対する墓石代や永代使用料が高価だからだ。

最近の墓石はコスト高もあって、「中国産からベトナム産にシフトしている」(全日本墓園協会)という。


犬養毅や池田勇人など、歴代総理も眠る、都営「青山霊園」(港区)。
13年度の募集では8月26日に公開抽選会が行われ、50区画が売り出された。

最も高い場所で、永代使用料が何と1635万円!?墓石代を含めれば、総額2000万円近いと見ていい。
同じ都営で、多磨霊園(府中市・小金井市)は527万円、小平霊園(小平市・東村山市)でも480万円だ。

いかに都心で墓不足が深刻なのかがわかる。
これらはみな通うのにも便利で、都営ゆえに宗旨・宗派を問わない、というのも魅力だろう。

日本人の墓参りの頻度は、平均で年2.8回という(メモリアルアートの大野屋「11年・お墓参りに関する意識調査」)。
墓参りが足りないと思う理由のトップは、「お墓が遠いから」(61.0%)。
高齢化が進めば、体力的にもきつくなるし、郊外なら車でなければ移動できない、といったことが背景にある。

週刊東洋経済 「いま知りたい 終活」 より


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